中国企業をいまだに侮る人が知らない躍進の本質 日本人が想像もできてなかった変化が起きている

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中国のICT大手やテックベンチャーの国外進出の事例は、枚挙にいとまがないと趙氏はいう。ちなみにこれまではアジア地域、とりわけインドや東南アジアの新興国に進出するケースが多かったものの、近年のトレンドは欧州や日本などの先進国やアフリカ諸国への進出だそうだ。

ディディチューシン(滴滴出行)のタクシー配車サービスは、日本に上陸しています。また、スマートフォンメーカーのシャオミ(小米)も欧州や日本への進出を果たしています。
アフリカへの進出も活発です。インフラが整備されていないアフリカでは、リープフロッグが起きる可能性が高く、大きなビジネスになるチャンスがあるからです。(236ページより)

たしかに日本も、数年前では想像もできなかったような状況になっている。アジア初のヒューゴー賞を受賞した中国のSF小説『三体』の翻訳版は、日本で大きな話題を呼んだし、若者には中国の人気ゲーム「荒野行動」や前述したショット動画アプリの「TikTok」が人気だ。

そんなところからも、時代の変化を感じ取ることができるのではないか。

(出所)『チャイナテック:中国デジタル革命の衝撃』(東洋経済新報社)

(外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

待ち受ける多くの試練

上記を確認してみても、さまざまな領域に中国企業が進出していることがおわかりかと思う。テック企業の国外進出は、中国企業のブランド力の向上と、中国初のビジネスモデル創出につながると期待されているのである。

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