ドラゴン桜でも実践!東大生は「頼る力」がすごい 思考や性格を自分一人で変えるなんて絶対無理

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ちなみに東大生の中には、「試験会場の机と同じサイズの勉強机で勉強することで、試験本番の感覚を身に付けていた」という人もいました。これはさすがに真似できないと思いますが、しかし同じ机を使っていても、こうも違いが出るものなのかと感心した覚えがあります。

スマホも「同じものを使っていても効果が全然違う」ツールの典型例です。桜木先生は「ITを使え!」とスマホで動画が見られる「スタディサプリ」を生徒たちに実践させましたが、スマホは使い方次第で毒にも薬にもなります。

勉強しているときに友達からLINEで通知が来たらついそっちを見てしまったり、YouTubeで勉強の動画を見ていたら遊びの動画につい目がいってしまったりするなど、勉強の毒になる可能性もはらんでいます。

でも、だからといってスマホが悪いわけではありません。スマホも机の上と同じように、システムで勉強しやすい状態にすることができます。LINEなどのSNSの通知を切るのはもちろん、最近では特定のアプリをロックできるアプリも存在しています。

東大生の中には、スマホの言語設定を英語にすることで、毎日どんなところにいても英語の勉強ができるように設定し、SNSも英語でコメントをアップするなど、英語の実践を継続的に行っている人がいました。ドラマでは早瀬菜緒(南沙良)や岩崎楓(平手友梨奈)もツイッターで英語を20ツイートつぶやくことを実践していましたが、あれもスマホをうまく使って学力向上に役立てていたわけです。

同じものを使っていても、システムを変えることで良し悪しがまったく変わってくるというわけですね。

「頼り方」がうまければ、いろんなものを糧にできる

ここまでこの記事を読んでいただいてわかっていただけたかと思うのですが、「頼り方」がうまければうまいほど、いろんなものを自分の糧にできます。ドラゴン桜の漫画のワンシーンでもこんな描写がありました。

(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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