あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第7回)--就職が決まらないまま、失業保険終了か!?
国民年金も前納できる
同様の規定が国民年金にもありますが、こちらにはさらに口座振替早割により保険料が割引になる制度が加わりました。2010年4月からの国民年金保険料は月額1万5100円となっていますが、毎月納付でも口座振り替え早割を利用すれば毎月50円、年間600円安くなります。そして1年前納する場合は、現金で前納する場合が年間3220円の割引、口座振り替えなら3800円の割引になるのです。
ところで、国民年金の保険料は、世帯主や配偶者の一方が連帯して納付する義務があるのをご存じでしょうか? 私も妻の分を、毎回期限ギリギリに払う羽目になりますが、ちゃっかり者の妻は返してくれたことはありません。
試験対策としては、前納された保険料がいつ「納付されたものと見なされる」のかを比較して押さえておきましょう。健康保険の任意継続では「各月の初日が到来したとき」、国民年金では「各月が経過した際に」です。紛らわしい規定ですので、引っ掛け問題に注意してください。
次回は、公共職業訓練に挑戦します。
【毎月第2・第4火曜日に掲載予定】
翠 洋(みす・ひろし)
1958年愛知県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。番組制作、報道、出版事業などを経て45歳で退職。延べ1年半の失業期間の後、NHK「地球ラジオ」の専属ディレクターとして3年勤務。その間、ファイナンシャル・プランナー(AFP)に登録。2007年4度目の挑戦で「行政書士」合格後、行政書士法人で外国人の日本在留ビザ申請代行業務に従事。「社会保険労務士」には、2008年4度目の挑戦で合格。現在は、職業訓練講師として「人事労務基礎科」「基礎演習科」などを教えている。趣味はアルトサックス演奏、温泉巡り。「語学オタク」。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら