目利き力が磨かれる「アートの題名」4択クイズ アート思考とイノベーションの関係
今の時代、私たちは仕事や日常生活のあらゆる場面で「正解のない」事態にたびたび直面します。そんな状況にどのようにして向き合い、乗り越えていけばいいのか、そのヒントをアートは示唆してくれます。
新著『ぐんぐん正解がわからなくなる! アート思考ドリル』では、12のドリルを通して、アート思考の世界を体験することができます。
本稿では、同書より一部を抜粋・編集しお届けします。
アートと「題名」
問題:こちらは3枚一組の作品です。この作品の題名を以下から選びましょう
(ア)受根と孵芽と胎花
(イ)good night, good day
(ウ)間座
(エ)楽園の家族
(イ)good night, good day
(ウ)間座
(エ)楽園の家族
(選択したら下へ進んでください)
アート作品にはだいたい題名がついています。
美術館に行くと、作品の近くに作者と題名が記載されたプレートが掲示してあることがありますよね。作品を見て「よくわかんないな……」と思うと、多くの人がとりあえず題名を確認しに行きます。そして題名を見るとなんとなく満足し、わかったような気になって次の作品に進んでいくのです。
果物の静物画のように、具体的にモノが描かれている作品ならまだいいのですが、最近のアートは何が表現されているのかさっぱりわからないことも多いので、何かヒントが欲しくなる気持ちはよくわかります。
ところで、美術館などに展示されている作品の題名には、実は、
(1)作者がつけた題名
(2)誰かがつけた題名
(2)誰かがつけた題名
の2種類があります。
アート作品の題名はすべて(1)の作者がつけたものだと思っている人もいるかもしれませんが、実は(2)の誰かがつけたものも割と多いのです。たとえば有名な『ミロのヴィーナス』も実は作者がつけた題名ではありません。
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