米名門大飛び級の脳科学者に学ぶ集中の高め方 「一点集中」だけじゃない!意識すべき4モード
「集中力」といった場合、目の前の一点に集中しているイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。脳神経科学者の青砥瑞人氏は「脳神経科学から見た『集中している状態』はもっと柔軟で、幅広い」と言います。高校中退後、フリーターを経て、アメリカの名門大学であるUCLAを飛び級卒業した青砥氏が、最新の科学に基づいた「集中の高め方」を指南します。
※本稿は青砥氏の著書『4 Focus 脳が冴えわたる4つの集中』から一部抜粋・再構成したものです。
多くの人が固定概念にとらわれている
「集中力」を題材にした日常の1コマを思い描くとき、あなたが想像するのはどんな場面でしょうか。
「今日は集中して仕事に取り組めた」
→机に座り、次々と紙の資料に目を通し、メモをとっているシーン
→机に座り、次々と紙の資料に目を通し、メモをとっているシーン
「同僚から声をかけられて、集中力が途切れた」
→パソコンに向かっているところで同僚に声をかけられるシーン
→パソコンに向かっているところで同僚に声をかけられるシーン
「勉強に飽きて、ニュースサイトを見始めてしまった」
→勉強道具を広げながらも、ついスマホをいじっているシーン
→勉強道具を広げながらも、ついスマホをいじっているシーン
共通しているのは、視線の先に集中する対象があり、そこに意識を向け、手を動かしていることです。多くの人は「集中力」というキーワードに触れたとき、ある固定概念にとらわれてしまっています。
具体的には、目の前にある「仕事」や「勉強」に意識を向け、ほかの情報に妨げられることなく、効率よく物事を運び、結果的に生産性の高い時間を過ごすイメージ。それが集中できている状態だと捉えているのです。
しかし、脳神経科学から見た「集中している状態」はもっと柔軟で、幅広く、一点に集中している状態だけを指すものではありません。
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