脳の仕組みを知れば一変!集中力を鍛えるコツ 3つの「情報処理ネットワーク」を意識する
脳には3つの情報処理ネットワークがある
私はよく講演やセミナーの場で、参加者の皆さんにこんな質問をしています。もしよければ、あなたもチャレンジしてください。
「自宅を出てから最寄りの駅までの道のりって、おそらく今まで何百回、何千回と歩いていますよね。その間に何本の電信柱があるか、覚えていますか?」
正確な本数が答えられる人には出会ったことがありません。ただ、毎日見ているわけですから、情報としては脳に届いているはずです。でも、覚えていない。これは注意を向けていないからです。
実は「意識して注意を向ける」「集中する」という行為には多くのエネルギーが必要で、脳を疲弊させます。私たちは無意識のうちに膨大な情報を受け取っているので、それらすべてに注意力を働かせようとしていたら、たちまちエネルギー不足になってしまうのです。
そこで、脳は省エネのために「いらないことには注意を向けない」という仕組みを築いてきました。
人間の脳には大きく分けて、3つの情報処理のネットワークがあります。
②セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク……自発的に意識を向けたときに活発に働く
③サリエンス・ネットワーク……①と②の対極的なネットワークの切り替え役を担う


















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