実験!「カップ麺の汁」流しに捨てた驚きの結果 醤油味、シーフード味、カレー味に違いはあるか

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まず、残り汁を10倍に薄めた。残り汁150mLの場合、水道水を加えて1500mLに希釈した状態だ。色とにおいを確認すると、それぞれ醤油、シーフード、カレーだったことがはっきりわかる。この液体をポリエチレンチューブに吸い込むと色が変化する。COD値は100mg/L以上であることがわかる。

(筆者撮影)

次に50倍に希釈したものを測定する。残り汁150mLの場合、水道水を加えて7750mL(7.75L)にまで薄めた状態だ。見た目もにおいも、まだまだ醤油、シーフード、カレーで、COD値は100mg/L以上であるとわかる。

(筆者撮影)

さらにスープを薄めてみると

さらに100倍に希釈。残り汁150mLの場合、水道水を加えて1万5000mL(15L)にまで薄めた状態である。15Lとは水道の蛇口から1分間、水を出しっぱなしにした量(水圧や蛇口の開閉具合により異なるが)。それでもまだ、見た目もにおいも、醤油、シーフード、カレーであることがわかる。COD値は醤油が20mg/Lから50mg/Lのあいだ、シーフードが100mg/L程度、カレーが50mg/Lから100mg/Lの間だった。

(筆者撮影)

ここで一気に1000倍に希釈。残り汁150mLの場合、水道水を加えて15万mL(150L)にまで薄めた状態。一般的な風呂桶を満タンにすると200Lの水が入るから、その4分の3の量だ。元醤油はほぼ透明になりにおいはほとんどしない。元シーフード、元カレーには浮遊物があり、元カレーは少し黄色がかっている。2つともわずかに元のにおいがする。COD値は醤油が10mg/Lくらい、シーフードが50mg/Lから100 mg/Lのあいだ、カレーが20mg/Lから50mg/Lの間だった。

(筆者撮影)
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