クリーミーな味わいのアボカド。栄養価が高いうえ、ダイエット、美肌、むくみ解消にも効果ありなどと紹介され大人気だ。年間を通してスーパーで買えるが、4〜6月頃が旬とされている。
しかし、1kgのアボカドを生産するには2000Lの水が必要だ(ウォーターエイド「隠れた水」世界水の日報告書2019)。2000Lとは家庭用の風呂桶10杯分に当たる。
例えば、1つ200gのアボカドの場合、400Lの水が使われた計算。家庭用の風呂桶2杯分に相当する。国連は基本的人権が保たれる1日の水使用量を50Lとしているが、それだけ使えない人も多い。アボカド1つで8人が使える1日分の水がまかなえることになる。
こうした情報が伝わると、SNSには「アボカドを食べるのをやめる」という声が上がり始めた。その決断は結果的に正しいかもしれないが、そこに至るまでに、いくつか押さえておくことがある。
仮想水量を考える
まず、アボカドに限らず、食べものを作るには水が必要だということ。こうした水を仮想水(バーチャルウォーター)という。
アボカドトーストという人気のメニューがある。
ここでの材料は、食パン2枚、アボカド1個、とろけるチーズ2枚、マヨネーズ大さじ2杯。これらを、仮想水計算機(環境省)を使って計算すると以下のようになる。
アボカド 1個 400L
とろけるチーズ 2枚 48L
マヨネーズ 大さじ 31.2L
合計 671.2L
*とろけるチーズ2枚はチーズ1切れ分として計算。
*マヨネーズは仮想水計算機の項目になかった。マヨネーズのレシピから、卵1個(179.2L)、お酢大さじ2(23.19L)、塩小さじ4分の1(0.01L)、植物油80ml(110.24L)の合計312Lを計算し、使用量を10分の1とした。
*アボカドは仮想水計算機の項目になかった。『ウォーターエイド「隠れた水」世界水の日報告書2019』の「1
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