東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

子どもの「MRI検査」に台本ができた深い理由 最初は「恐怖の対象」でしかなかったが…

6分で読める
  • 三谷 宏治 KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院教授
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

「洗濯もの屋さんごっこ」は洗濯ものを売り買いする遊びです。長女が山となった洗濯ものを、妹2人に「売る」のです。

『〔新版〕一瞬で大切なことを伝える技術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

妹たちは「100円」「50円」と紙に書いた疑似通貨を持たされていて、「50円で買いたいです」「そんな安くは売りません」「じゃあ100円で」というようにやり取りをして、長女から洗濯ものを「買う」わけです。

「買った洗濯ものは畳んで持っていく」がルールです。妹たちは、争って洗濯ものを買っては、畳んで各部屋に持っていきました。

長女はつまらない「洗濯もの畳み」を、自ら楽しい「ごっこ遊び」に変えました。自分たちにとって、何より「姉妹3人で遊べること」がダイジだったから。

困ったら1段上がって考えよう

MRI検査を海賊ごっこに変えたディーツたちも同じです。「MRI検査は怖い」というネガティブを、装置の静音化などで直接的に潰すのではなく、テーマを拡げて子どもたちの生活全般について聞きました。そして「本当にやりたいこと」というポジティブな欲求(重み)を聞き出し、そこから解決策(差)を考えたのです。

困ったら、1段上がってダイジなことを考え直しましょう。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象