喋りたがり屋に必要な「ちゃんと聴く」スキル 「相手の話は面白くない」という決めつけはNG
言葉を尽くしてもなぜ、相手に伝わらないのか?「言いたいことを伝える」ためにはロジカルな考え方や会話の仕方が必須です。
BCG、アクセンチュアで19年間トップ経営コンサルタントをつとめた三谷宏治氏の著書『〔新版〕一瞬で大切なことを伝える技術』では、ロジカルに「考える・話す・聴く・議論する」技術が解説されています。
本稿では、同書から一部を抜粋しお届けします。
ちゃんと聴くためのコツ
「ちゃんと聴く」ための技といえば、カウンセリングやコーチングでの「傾聴スキル」が有名です。
傾聴の目的は、相手への指導や教育ではありません。自分の聞きたいことを「聞く」(尋問)のではなく、相手が伝えたがっていることをちゃんと「聴きとる」ことです。そしてそのために、相手が自分自身の考えを整理し、納得のいく結論や判断に到達するよう支援すること。そのテクニックのいくつかを挙げましょう。
● 受容:うなずき・アイコンタクト・あいづち
● 明確化:繰り返し・質問
● 確認:言い換え・要約
● 明確化:繰り返し・質問
● 確認:言い換え・要約
つまり、ただ聞くだけではない、ということです。
カウンセリングやコーチング用語としての「傾聴」はActive Listeningの訳です。うなずき、繰り返し、質問をしながら進めるのが、傾聴なのです。
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