ホンダ「新型ヴェゼル」は本当に売れるのか?

正式発表された機能や価格、進化を徹底考察

新型ヴェゼルのスタイリング(筆者撮影)

新型ヴェゼルは、「AMP UP YOUR LIFE(アンプ アップ ユア ライフ)」というキーワードを基に開発された。ユーザーが送る日々の生活において、楽しさを増幅(AMP UP)させることを目指したという。主なターゲットユーザーは、ここ数年アメリカのマーケティング業界などで使われはじめた「ジェネレーションC(C世代)」。10~30代を中心とした、いわゆる団塊ジュニアよりも若い世代のことで、ホンダによると「世代性別を超えて現代の新しい価値観を持った人たち」を指す。

日本では、若い世代の新車購入率は下がっているが、アメリカの最新マーケティング用語を用い若い世代をターゲットに据えたあたりは、ヴェゼルがグローバルモデル(海外では「HR-V」の名称で販売)であるがゆえだ。初代モデルが確立したブランド力に、時代の新しいニーズを取り入れることで、日本だけでなく「世界に選ばれる」自動車にするといった課題を持つ。国内における販売計画台数は月間5000台だ。

先代とボディサイズは同等、より低くなったスタイル

外観デザインは、先代モデルと同様に、クーペ的な流麗さを際立たせた、都会的なイメージが強いクロスオーバーSUVのスタイルを踏襲する。加えて、新型は全席で爽快な視界を生み出す内装の造形を意識しつつ、外観の美しさも両立する「スリーク&ロングキャビン(滑らかで長い乗車スペースといった意)」を採用した。

新型ヴェゼルのフェイスデザイン(筆者撮影)

とくにフェイスデザインは、ボディとの一体感を高めた形状とし、カラーも外装色と同じにしたフロントグリルや、よりシャープになったヘッドライト形状などにより、先代モデルと明らかに違う表情となった。ボディデザイン開発では、F1マシンの設計・開発などを行うホンダのHRD Sakuraの風洞実験施設も使用し、コンパクトSUVトップクラスの空力性能を実現しているという。

車体サイズは、全長4330mm×全幅1790mm×全高1580~1590mm。全長や全幅は初代モデルとほぼ同様で、全高は15~25mm低くなっている。2610mmのホイールベース、5.3~5.5mの最小回転半径も先代モデルと同様で、細い路地などでの小回りの良さを維持している。

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