「番組へのご意見やSNSなどで、事前に情報を収集しているのでは、とか台本があるんだろうなど、コメントをいただくことも少なくありませんが、台本は一切はありません。タレントさん本人も、誰も知らなかったことなどを言い当てられると目が泳いだり、逡巡する間があります。それは演出できない瞬間ですから、ぜひ見ていただきたいと思います。番組はそこを大切にしています」
現在、番組に登場する占い師は7、8人。プロデューサーが50人近くの占い師に会い、実際に占ってもらったり話をして、絞り込んでいるという。「過去を言い当てていくという点が番組の重要なパーツなので、そこが的確に当てられる方にお願いしています」。
なぜ的確に当てられるのか。これまで一番驚いたことは何かと聞くと、こちらも驚く答えが返ってきた。
「番組がスタートしたばかりの頃でしたが、上野の居酒屋さんでお客さんの手相を見ていただきました。そしたら『関西大学出身ですね』と。本人もスタッフも『えーっ!』と絶句。あれは驚きましたね」
占いで自分を客観的に見ることができる
春名さん自身はこれまで、プライベートで占ってもらったことはなく、占いにはニュートラルな印象をもっていたという。番組に関わるスタッフ(主に男性)も、占いがとりわけ好きな人はいない。あくまでも番組で取り上げる“テーマ”であるだけだ。
「ですが、収録で目の前でどんどん言い当てていくさまを見ていると、占い師さんには何かが見えているのでは、と思わざるをえません。最初の企画会議で、全スタッフの前で私のことを見ていただきましたが、当たっている部分もあるし、『あなたは○○ですね』と言われると自分を客観的に見ることもできました。別室でもう少し詳しく聞きたいという気持ちになりましたね(笑)」
番組の行く末は占ってもらっていないそうだが、久々に登場した「占い番組」はあちこちで話題になっていると実感しているという。1日も早くポストコロナとなり、また夜の赤羽で「隣の人のドラマ」を見せてほしいものだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら