「腸活」最強食「アボカド」の残念な食べ方、3大NG 「スーパーフード」も腸が詰まれば、効果は激減

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それでは、「レモン以外」の食材と「アボカド」の相性はどうなのでしょうか?

「アボカド」×「トマト」も腸の詰まりの原因に

【盲点3】アボカドと「トマト」を組み合わせてはいけない

よくある「アボカド」×「トマト」の組み合わせは実は……(写真:Arx0nt/iStock)

「レモン」のほかに、よくある組み合わせでNGなのは「トマト」です。

クリーミーなアボカドと甘みと酸味のあるトマトは、味のうえでは相性抜群なのですが、実は、レモン同様、「トマト」も「消化の速い『ファスト』の食品」腸のことを考えると「アボカド」×「トマト」の組み合わせはおすすめできません

「アボカド」は、「スローの食材」と組み合わせるようにしましょう。野菜は、「トマト」「かぼちゃ」「ピーマン」「パプリカ」(すべて「ファストの食品」)以外であれば、ほとんどの野菜が、アボカドと同じ「スローの食品」です。「ブロッコリー」や「レタス」といったほとんどの野菜は安心してアボカドと組み合わせることができます

腸が詰まっていたら「奇跡」は起こせない

今回、アボガトを食べる人が知らない盲点について解説しましたが、ここで1つ大事な点があります。

それは、「アダムスキー式腸活法」でも強調されていることですが、「どんなスーパーフードも、消化管が詰まって正常に流れていなければ、腸の中で奇跡を起こせない」ということです。

いくら体にいい物質を食べても、体内で吸収するための唯一の通路「腸の壁」がふさがっていては、効果を発揮できないまま体から排出されることになってしまいます。

アダムスキー式腸活法では、「ただ体にいいものを食べる」のではなく、「『腸の詰まり』を取る」ことで「あらゆる食べ物の栄養をしっかりと吸収できるようにする」ことを目指します。

せっかくの「スーパーフード」。その力を体に取り込むためには、ぜひ「腸を詰まらせない食べ方」を心がけ、消化管のコンディションを整えてあげてくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

森 敦子 翻訳家

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もり あつこ / Atsuko Mori

東京外国語大学イタリア語専攻卒業。アパレル企業勤務を経て翻訳の道へ。現在は書籍およびビジネス文書のイタリア語翻訳を行いながら、フリーランスでイタリア語を教える。

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