初心者も難しくない「心整う観葉植物」の育て方 自宅で過ごす時間が増えた今が絶好の機会

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観葉植物を数多く飾ってもゴチャつかせず、カッコよく見せるコツはありますか?

「コーナーごとに性質の似たものを飾ればまとまりがよくなります。同じタイミングで手入れができるし、効率的ですよ」

「ネットの情報では分からない新発見も楽しい」

ベンチテーブルには多肉植物や苔玉をまとめて配置。タイのデザイン集団「プランツモンスター」の鉢や和民藝の鉢・雑貨などをミックスしつつ試行錯誤中(写真:清永 洋)

そんな百戦錬磨の曽我さんでも、失敗してしまうこともあるとか。

「例えば、ベンチテーブル脇の柱サボテン(ヌーダム)は上部が傷んでしまったので、胴切りしてみたら元気を取り戻して、こんなふう(上写真の右端)に面白い形になった。トライアル&エラーを繰り返すことで植物との付き合いも深まるし、楽しみが広がってくるんですよね」

枝を湾曲させたリズミカルな仕立てのフィカス・アムステルダム・キングをシンボルツリーに。高さ2mを超えた現在は枝にエアプランツを這わせて、さらに個性的に(写真:清永 洋)
岩のような物体は希少な塊根植物、ステファニア・ヴェノサ。現在は休眠中だが、暖かくなると葉と茎がぐんぐん伸びる。奥には電磁波を吸うといわれるセレウス・サボテンが(写真:清永 洋)

とはいえ、せっかく手に入れた観葉植物を弱らせないために、お手入れで気をつけるべき点を教えてください。

「日当たりや水やりの頻度など、ごく基本的な手入れの方法は購入した店舗で教えてもらったり、インターネットで調べたりすればわかるでしょう。でも、意外に盲点なのが“風通し”の大切さ。植物が本来、自然に生育している状態を考えると、周りに必ず風が吹いているでしょう? 風通しが悪いと、カビや虫付きの原因になります。僕はできるだけ窓を開けて部屋の風通しをよくしたり、サーキュレーターの風を当てたりするようにしていますよ」

レゴの花束バージョンを発売後に即購入。メカっぽい感じなので、テレビ横に置いている(写真:清永 洋)

自分で判断するのが難しいケースの頼みの綱は、曽我さんが懇意にしている専門店だそう。それこそネットには書かれていない、裏技的な手入れ法を教えてくれたりするのだとか。

「そんなふうに学びながら経験を積み、自分も成長していく。それこそ植物と付き合う醍醐味で、僕にとっての“いい時間”なんですよ」

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