コロナで爆売れ中「観葉植物」を本気で選ぶコツ 「初心者でも簡単」育て方をプロに聞いてみた
「キャンプで自然を満喫したいけど、人気で予約がとりにくい」「数年ぶりに植物園に行ってしまった」──。
先日久々に会った友人たちとのおしゃべりは、いかにこのコロナ禍で自然と触れ合うかというテーマで盛り上がった。思うように外出できない生活となってから、「自然」や「緑」を求める人が増えていると感じる。
こうした中、「観葉植物」の需要が急増しているという。ここ数年、「インテリアグリーン」などとも呼ばれ、部屋を彩るアイテムとして定番化した感もある。手軽に室内を緑化でき、切り花よりも長く楽しめるので、ステイホームを機に改めて人気が出たのには納得だ。
しかし、植物と親しむ機会がなかった人でも簡単に育てられるものなのだろうか。住宅事情によっても最適な品種は変わりそうだ。
そこで今回、観葉植物専門店「ワールドガーデン西小岩店」(東京都江戸川区)のマネジャー・力石徹さんに、聞きに行ってみた。長年「飾るなら切り花派」だった筆者のような初心者は、一体どこから手をつけたらいいものだろうか。
実は、観葉植物ブームは終息していたが…
──ここ数年、観葉植物がブームとなっていますね。吊るすタイプの流行など飾り方も広がり、珍しい品種を楽しむ層も増えている印象です。
もともと引っ越し等を機に買う方が多く、毎年春先が繁忙期となります。そんな中、プラントハンターの西畠清順さんのご活躍などにより植物全般に注目が集まり、観葉植物も4~5年前からブームが起き始めたと記憶しています。
個人消費はもちろん、法人需要も年々増え、業界全体は右肩上がりで成長しました。当店も平均客単価が30%上がり、大型植物から高価格帯のレア植物まで幅広く売れ、輸入品も人気が出てきていた。しかし、その活気も昨年に終息。ブームは終わったと思っていました。
ところが、新型コロナの影響でライフスタイルに制限がかかり始めた頃から再び需要が一気に高まったのです。春先から売上げは前年対比160~180%で推移し、5月は約1000組のお客様が来店しました。当店に限らず観葉植物の分野は全体的に好調です。10月に入り少し落ち着きましたが、一定期間でみるとここ数年のブームを超える勢いです。
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