コロナで爆売れ中「観葉植物」を本気で選ぶコツ 「初心者でも簡単」育て方をプロに聞いてみた
──狭いお部屋におすすめなものは?
最近若い方を中心に人気だったのですが、ガジュマルやサボテンなど小型のものでしょうか。あるいはあまり葉が広がらない「ドラセナ」「ユッカ」「サンセベリア」「ポリシャス」「コルジリネ」なども置きやすいでしょう。
──日当たりが悪い部屋ではどんなものを選べばいいですか。
「モンステラ」「ドラセナコンパクタ」「シダ植物」「フランスゴム」「ポトス」などは耐陰性があるといわれていますが、暗すぎる環境はNGです。光は大切なので、耐陰性が強いといわれる品種でもできるだけ明るい場所に置いたほうがいいです。
──マニアが好む品種とは?
ここ数年男性ファンを増やしているのが、個性的な形が特徴的な「コーデックス(塊根植物)」。10万円以上するものも少なくありません。ほか、「ブラックボーイ」「ビカクシダ(コウモリラン)」「ユッカ(ロストラータやアロイフォリアなど)」「サンセベリア」や「アガベ」の中でも希少性の高い品種など、通が好むものはいろいろあります。
流通量が極端に少ない品種ほどマニアが好み、高値で取引されます。例えば輸出制限がかかってしまった植物。制限前に仕入れた種で育てられた植物は、マニアの間で取り合いになります。
また、建築士や富裕層の方は、盆栽やアートを選ぶように、木の曲がり方や葉の付き方などをじっくり見て購入される方が多いです。
人間やペットと同じ「生き物」という視点
──基本をおさえればたいていのものを育てられるとのことですが、観葉植物を上手に育てるポイントを教えてください。
観葉植物とは、熱帯・亜熱帯地方などに自生する植物を観賞用に鉢植えしたものです。本来は自然界で生息する生き物。観賞用に作られているとはいえ、決して室内で管理可能な改良を加えているわけではありません。人間や犬や猫と変わらない「生き物」であることを前提に、季節の変化に応じて管理の仕方を変えてあげることが大事です。
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