元テレビマンが「さんま」の流儀から学んだこと 「努力が報われない人」に共通する残念な法則
成功していない人には3つの共通点がある
僕は長年、テレビの現場で、芸能界にデビューしたい人のオーディションや面接などをたくさん行ってきました。オーディションで実際に会い、話を聞いたり、パフォーマンスを見せてもらったり、過去の作品を見せていただいたりすると、優秀な方もかなり多いのですが、その人たちが必ずしも、世に出てヒットしているわけではありません。
「この人たちは才能があるのに、なぜ開花していないのか」。そんな疑問を抱きながら眺めていると、自分らしさを活かして成功している芸人や俳優、アーティストと、成功していない人との間には、タレントとしての能力以前に大きな差があることに気がついたのです。
成功していない人には、次の共通点があります。
・こだわるポイントが的外れである
・「私は違う」と、すぐに言う
1つひとつ、そう思った理由を簡単に解説しましょう。
成功していない人は、物事をやめるのが得意です。すぐ理由をつけて、物事をやめてしまいます。一方で成功している人は、「うまくいかないな」「大変だな」と思っても、ある程度の期間、継続して努力できる人が多いようです。例えばPPAPのピコ太郎のプロデューサーである古坂大魔王さんは、ずっと同じような「音楽芸」を続けてきた結果、大成功を収めています。
成功していない人ほど、妙なところにこだわります。まだ売れていないのに、給料面や売れ方にこだわりすぎる人。そういう人も成功しません。成功する人は、自分が本当に大事にしている表現以外のことは、信頼して周りに任せている人が多いです。
成功していない人ほど、どこかで自分を特別だと思っています。他人の失敗を見ても、「自分だけは例外だ」と思い込んでいるので、「人の振り見てわが振り直せ」ができません。
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