「砕け散るところを見せてあげる」映画化の背景 人気小説の熱量をスクリーンを通して伝える
学年一の嫌われ者と呼ばれ、いじめを受けていた少女を救った少年は、彼女に生きる希望を与え、ヒーローとなった。だがそんな彼らに想像を絶する危険が迫り来る――。
『とらドラ!』竹宮ゆゆこの同名小説が原作
SABU監督、中川大志、石井杏奈のダブル主演となる映画『砕け散るところを見せてあげる』が4月9日より全国公開となる。共演者に、北村匠海、井之脇海、清原果耶、松井愛莉、矢田亜希子、木野花、原田知世、堤真一ら実力派が脇を固める。
アニメ化もされた『とらドラ!』『ゴールデンタイム』といったライトノベルで人気の竹宮ゆゆこの同名小説が原作。冒頭は10代の少年少女によるボーイ・ミーツ・ガール的なストーリーを軽妙なタッチで描きながらも、それがやがて中盤からガラリとトーンを変えた衝撃の展開となり、そしてクライマックスでは壮大な愛の物語へと昇華させた。
文庫売り上げランキングで第1位を記録する大型書店が続出し、SNSには熱狂的な口コミが広がった。書籍の刊行時には「小説の新たな可能性を示した傑作」と称された。
平凡な日々を送る高校3年生の濱田清澄(中川)は、全校集会で1年生の蔵本玻璃(石井)がいじめられているところを目撃する。曲がったことが大嫌いな清澄は、玻璃をいじめから救い出そうと奮闘する。
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