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産業医解説「在宅勤務のストレス減らす」3習慣 長期化するコロナ禍で仕事効率を下げない方法

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  • 武神 健之 医師、医学博士、日本医師会認定産業医、一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事
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また、他人と話すことにはもう1つメリットがあります。厚生労働省の労働安全衛生調査によると、働く人の59.5%が、強い不安・ストレス・悩みがあると答えていますが、人に話すことにより、31.7%はストレスが“解消”され、60.3%は“解消されなかったが、気が楽になった”と答えています。つまり、強い不安・ストレス・悩みがあっても、人に話すことにより約9割がラクになるのです。

テレワークで減ってしまったコミュニケーションを回復するために、Zoomランチ会や飲み会を企画する人たちもいます。喜ぶ人が1人でもいる限り、開催する価値はあると思います。ただ、これには注意も必要です。仕事以外の時間をわざわざ職場の人間関係とつながりたいと思う人たちばかりではないのが、1000人のテレワーカーと面談をしてきた実感です。

とくにテレワーキングママの多くは、家族も在宅しているときは、お昼休みは1時間では足りません。むしろ、お昼休みのほうが忙しいと嘆く人もいました。また、コロナ前、職場の飲み会は「家の用事で」と断りやすかったと嘆くママさんたちも複数いました。

通勤で減った時間を有効活用

大切なことは無理強いはせず、自由参加とすることです。それではコミュニケーションが不足すると感じるのであれば、業務時間中の定期的なチームミーテイングや上司と部下の1 on 1(1対1の対話)を徹底すべきでしょう。

電話やZoomでは相手との距離を感じてしまう、お酒が入らないと相手の本音を引き出しにくいなど、いろいろな反論も出てきそうです。が、産業医として思うのは、これからは、業務時間内のみの電話やZoomで十分なコミュニケーションをとることも、スキルとして求められるようになる、ということです。ちょうどパソコンの普及とともに、パソコンが使える人が重宝されたのと同じです。

通勤で減った時間は、テレワークに上手に適応するために使う。例えば朝や夕方の散歩を習慣化する、室内でできる趣味を増やす。このように考えることができる人は、テレワーク環境の中でも、過度な効率化を目指さず、メンタル不調にならずに、コロナ禍にしなやかに対処していけるでしょう。

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