ステイホームで爆売れ「電気調理鍋」の選び方 買いは「ヘルシオホットクック」だけではない

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もともと写真の6Lタイプ「クックフォーミーエクスプレス」実勢価格4万4800円が先に発売されており、昨年コンパクトな3Lが発売された(写真:ティファール)

「クックフォーミー」を使ううえで注意したいのは、ディスプレーに表示される手順に従って、調理を行う必要があることだ。煮込む前に肉に焼き色をつけたり、野菜だけ軽く炒めるといった工程もレシピに含まれるため、ほったらかし調理には向かないといえる。

とはいえ、1台で焼き、炒めから煮込みまで完結でき、時短調理ができるのは非常に魅力的。さらに6Lモデルなら大人数の家庭にも対応できる。具材に焼き色をつけたり、炒めてから煮込んだり、圧力がかけられるので、肉料理に向くと言える。

卓上鍋にもなる高コスパモデル「アイリスオーヤマ」

よりお手軽に電気料理鍋を導入したい、というニーズに最適なのが、アイリスオーヤマの電気圧力鍋シリーズだ。2.2Lと4Lの2サイズがあり、さらに内蔵する自動メニュー数の違いで2モデルずつ、計4モデルをラインナップしている。

4Lのハイスペックモデル「KPC-MA4-B」実勢価格2万円(写真:アイリスオーヤマ)

大容量4Lで80レシピを搭載するハイスペックモデル「KPC-MA4-B」でも実勢価格は約2万円と低価格なのがポイント。それでいて、圧力調理、炊飯、蒸し調理、発酵調理、低温調理、多彩な調理機能を搭載しており、カレーや肉じゃがなどは自動メニューを選ぶだけで調理できる。

また、アイリスオーヤマが便利なのが、卓上鍋として使える「なべモード」を搭載していることだ。フタを取った状態の高さが約17cmと低いため、ダイニングテーブルに置いてそのまま鍋料理が楽しめる。なべモードで火力を5段階中5に設定すると、肉に焼き色をつけることもでき、すき焼きなども可能。また、おでんやカレーなどの煮込み料理も鍋のままテーブルに並べられるのだ。

鍋の背が低いため卓上においても使いやすい(写真:アイリスオーヤマ)

1~3人ぐらいまでなら2.2Lタイプ、3人以上の家庭なら4Lタイプがオススメ。もともと料理が好きでマニュアル調理を使うことが多いなら、自動メニューの少ないベーシックモデルを選ぶのもいい。大容量の4Lタイプでも2万円以下で購入できる。

ここで紹介した3製品以外にもさまざまな「電気調理鍋」が発売されている。機能面での選択ポイントは「圧力」と「無水調理」の対応。そして使い勝手では「ほったらかし」と「時短」で大きく変わる。圧力調理ができる製品は、肉料理に向く。豚の角煮やスペアリブを短時間で柔らかくできる。「時短」を求めるなら圧力タイプだ。

対して、「ヘルシオホットクック」のような圧力をかけない電気鍋は「ほったらかし」が基本。調理時間はかかるがその間、手はかからないので、在宅ワークや他の家事が進められる。ヘルシオホットクック以外ではバーミキュラライスポットなどが同じタイプだ。高い密閉性を生かしてゆっくりと無水調理を行うことで、食材の栄養やおいしさを引き出すことができる。

中には、アイリスオーヤマのように圧力機能を搭載しながら、無水調理にも対応する製品もある。ライフスタイルや料理の好みに合わせて、適した電気調理鍋を選んでほしい。

コヤマ タカヒロ デジタル&家電ライター

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Takahiro Koyama

1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。パソコンやデジタル機器、家電製品など電気が流れる機器と、それらにまつわるビジネスについてさまざまな媒体にて執筆活動を展開。得意分野は家電とデジタル機器がクロスする部分。また、米・食味鑑定士の資格も有しており、炊飯器など調理家電の評価・検証にはより力を入れている。

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