コンサルで叩き込まれる「思考の枠組み」2選 PLCやポジション・マトリクスを説明できますか
新製品開発に使えるフレームワークとは?
あなたはコンサルタントで、上司からカメラメーカーA社の新製品開発への支援を命じられたとしましょう。
さて、何から手をつければいいでしょうか。
新製品開発を行う際、マーケティングの世界の有名なフレームワークに「プロダクト・ライフ・サイクル」(PLC)というものがあります。
これは、ひと言でいえば、製品やサービスの一生のことです。
製品・サービスが誕生し、消費者・ユーザーに受け入れられ、売り上げを伸ばし、安定した収益をあげるようになり、そのうちに売れ行きが悪くなって製造・販売中止に至るまでのサイクルです。
一般的に、プロダクト・ライフ・サイクルは下図のように、①導入期 ②成長期 ③成熟期 ④衰退期の4つのステージで表されます。
導入期とは事業の立ち上げの時期で、研究開発や設備投資に多額の費用がかかります。しかも製品の知名度は低く、マーケティングにも相応の費用をかけることになります。ただし、多額の費用をかけたからといって、売り上げが伸びるとは限りません。
結局、成長期を迎えられず、市場から退場する製品・サービスも少なくありません。
むしろ成長期へたどり着ける製品・サービスは、まれといってもいいでしょう。
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