週休3日なのに年収を3倍にした男性の「時短術」 短い時間で「成果を出し続ける秘訣」とは
多くの企業が既存のタスクを効率化しようと、ITツールやコンサルティングを導入します。それも間違いではありません。ITやコンサルにすがりたい気持ちもよくわかります。
しかし、10時間かかっていたタスクを7時間に圧縮するよりも、成果につながらない10時間のタスクをやめるほうが効果が出ます。この無駄な業務、そしてそれに費やす時間を見つけ出すためにITツールを使ってください。業務改善では、成果と稼働時間の見える化をしてから、どの業務をやめるかを決めてください。
コーヒーを飲みながら振り返るだけで…
かくいう私も、最初の起業で失敗しました。起業当初、仕事があればなんでもやろう、と考えていました。そうやってなんでもかんでも仕事を受けていたら十二指腸潰瘍を患わずらってしまったのです。以前にうつ病になっていたにもかかわらず、やめることを決める勇気を持てず身体を壊してしまいました。
それを機に取り入れたのが、リフレクション(内省)です。当時、オーストラリア人の元上司にメンターをしてもらっており、彼から教えてもらったアドバイスです。マインドフルネス瞑想に近いもので、心を落ち着かせて過去1週間の予定表を眺めるのです。コーヒーを飲みながらリラックスして、予定表を見るだけです。
しかし、その振り返りによって、成果につながらなかった無駄なタスクが自然と見えてくるようになったのです。凝って作ったパワポ提案書より1枚の説明資料のほうが相手を説得することができたり、報告書の提出をメールで何度も催促するよりチャットで話しかけたほうがすぐに返答が来たり……。
1週間にたった15分だけ仕事を振り返るだけで気づきがあり、「やめる勇気」を持つことができるようになったのです。
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