挨拶しない人が大体、仕事ができない納得理由 「基本中の基本」が意外とわかっていない

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上司のほうから歩み寄った結果として、部下は仕事の話も聞いてくれるようになる。普段、ろくにあいさつも声かけもしてくれない上司があれこれ言っても真摯に聞こうと思わないのは、部下の立場に立てばすぐわかることです。

ところが、上司になったら、それを忘れて、仕事の指示しかしない人が多い。そんなことでは部下は動かないし、業績も伸びません。

実践新任幹部塾を受講したパートナー企業の社員の方は、自分と部下の間で起こった変化を、次のように報告してくれます。

「頑張れとか言わないようにして、その代わり細かな指示をするように工夫しました。そうしているうちにコミュニケーションで、プライベートなことでも部下が話してくれるようになりました」

「カフェの話から、彼氏と別れそうです、という話までできて、最終的には彼氏と別れたという報告までもらうことができたので、たくさん話せているのかなと思いました」

「最近元気がない3年目くらいの子と話をしました。野球や最近、起きたことを話しました。そのときは、そのまま終わったんですけど、2日後あたりに相談があるということで、話を1対1で聞いて、仕事で伸び悩んでいるという相談を受けました」

部下と飲みに行くときは極力、カウンターの店を選ぶ

武蔵野では上司と部下が第1と第2のコミュニケーションを取るために、上司と部下が2人で飲みに行く「サシ飲み」を費用を会社持ちにして、制度化しています。

「サシ飲み」の際、上司はできるだけカウンターのお店を選んでいます。

対面だと相手の表情が見えやすい分、上司の顔色をうかがいかねない。ですが真横に座れば表情は見えないし、距離が近くなって壁がなくなり、自分の本音を話しやすくなります。対面よりも部下から得られる情報量が圧倒的に多い。

また、新任幹部塾では、由井英明が部下の話を聞く際の大切な心得も教えています。

「傾聴の4原則」です。

①相づちを打つ
②うなずく
③相手の目を見る
④驚きの表情を見せる
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