映像切れても慌てない「オンライン就活」虎の巻 不安をあおる情報に惑わされないための秘訣

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一方で、対面の選考で行われていた「グループディスカッション」は、オンライン選考では減少傾向です。

グループディスカッション選考の目的だった「就活生が、会社の会議でどのようなパフォーマンスをするのか」のチェックは、オンライン上では難しいようです。ただ、オンライン選考でも、少し違った形でのディスカッションは行われています。

これまで主流だった対面のグループディスカッションでは、15~30分程度でテーマについてグループごとに話し合い、最後に発表する形式が一般的でした。

オンラインでは全体が数パートに区切られる

新しく登場した「オンライングループディスカッション」では、ディスカッション全体を3~4パートに分け、各パートのディスカッションが終了するごとに発表する形式で行われることが多いようです。

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オンライン選考でのグループディスカッションは、対面の選考よりも参加者同士のコミュニケーションが取りづらいため、一貫性のある議論をすることが難しいです。そのため、全体が数パートに区切られます。参加者が共通認識を持ち、その後のディスカッションをスムーズに進められるように、という意図があるのです。

コロナの影響で、これから数年は先が読めない状況が続くこととなり、不安に感じることも多いと思います。しかし、就活でやるべきことは変わりません。自己分析、ES作成、面接練習、SPIの勉強など、「就活のキホン」をしっかり準備してください。

世の中が厳しい状況でも、早期にしっかり準備を行った就活生は、納得できる内定を獲得しています。一方、「売り手市場」と言われた時期でも、準備を怠った就活生は苦労していました。

世の中には、就活生の皆さんの不安をあおるような情報があふれています。しかし、それらに惑わされず、自分がやれることを、タイミングを逃さず確実に実行していくことが重要です。

コロナに負けることなく、オンラインでも対面でも、皆さんの就活が納得のいくものであることを願っています。

後藤 沙織 就活塾「キャリアカデミー」塾長

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ごとう さおり / Saori Goto

お茶の水女子大学を卒業後、大手百貨店に入社。その後、キャリアアカデミーに転じ、2017年から代表取締役に。自身も「就活塾 キャリアアカデミー(※)」の卒業生。
(※)人事・採用経験者を中心とした約15名の講師が、就活生に対して、ES添削・面接練習・企業選びなど回数無制限の指導を行い、企業から評価される人材の育成に努める。

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