生理前の不調で「無理心中」を考えた女性の苦悩 コロナ禍のテレワーク、号泣しながら仕事した
突然キレて物に当たる妻
「臭い! 食事をする前に足を洗ってきて!」
空山桃華さん(仮名、40代)は、仕事から帰宅した夫の足がひどく臭うため、何度も注意した。すると夫はクローゼットの引き出しを蹴とばし、引き出しはバラバラに。
それを見た空山さんはカッとなり、作ったばかりの熱々の鍋をシンクに投げつける。土鍋が割れ、具材が飛び散った。
大きな音で、おんぶで眠っていた娘は火がついたように泣き出し、息子も泣きそうになりながら、「パパのためにもう一度お鍋を作って!」と訴えた。
空山さんは子どもたちを寝かしつけ、少し気持ちが落ち着いてきたため、残りの野菜と別の鍋で再び鍋を作り、就寝。
翌朝、空山さんは澄み切った青空のように爽快な気持ちで目覚めた。月経が始まったのだ。
「生理前に夫とケンカになることはしょっちゅうです。きっかけはいつも些細なこと。夫は相当なことがないと物に当たったりしない人ですが、私は生理前になると、ストレス耐性がいつもよりかなり低くなるため、突然キレて物に当たります。そのため、わが家には至るところに、『反抗期の男子でもいるのか?』というくらい、ボコボコと穴が開いています」
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