ノートPCでメモを取ると学習効率が下がる理由 脳トレーナーが教える「頭がよくなる」ノート術

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ノートの取り方でお勧めなのは、僕が「キャプチャ・アンド・クリエート」と呼ぶ方法だ。紙の真ん中に線を引き、左半分でキャプチャする、つまりノートを取る。そして右半分でクリエートする、つまりノートを作る。キャプチャしたことへの気づき(これはどう使えるのか、なぜ使わなければならないのか、いつ使えるのかなど)を書き出すといい。

ひととおりノートを取ったら、すぐに見返そう。何日も放っておくより記憶の定着率が段違いに高まる。頭の中の情報がまだ新しいので、書き逃したことを補える利点もある。

ノート力を高めるコツ

ノート力をいつでもフルに活用したければ、次のTIP(コツ)を覚えよう。

・Think(考える)

ノートを取る前に、その時間から何を最も得たいかを考えよう。考えることで、目的に沿った価値の高い情報をより分けやすくなる。

・Identify(見極める)

示された情報によく耳を傾け、目的と照らし合わせて、最も重要な部分を見極めよう。前にも言ったが、全部を書こうとすると情報をそしゃくし切れないので、勉強が難しくなる。いちばん必要な情報を見極めてノートに取ろう。

・Prioritize(優先する)

書いたノートを見返しながら、最も自分のためになる情報を優先的に抜き出そう。必要ならメモを足したり、要点をまとめたりしてもいい。

この記事を読み終えたなら、早速新しいノート術を試そう。この記事をもう一度、ノートを取りながら読んでみるのはどうだろうか。TEDの動画を見ながら取ってもいい。

学んだスキルを使って、よりよいノートの取り方を習得しよう。

ジム・クウィック ブレインコーチ

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Jim Kwik

記憶力の改善、脳の最適化、加速学習の分野で知られる世界的エキスパート。幼少期に負った脳損傷により学習困難に悩まされるも、脳のパフォーマンスを劇的に高める手法を開発。以来、人々の真の能力と脳力を引き出す手伝いに人生を捧げている。脳コーチング歴20年以上。学生、高齢者、起業家、教育者から、ハリウッドの大物、プロスポーツ選手、政治主導者、ビジネス界の重鎮、法人顧客(グーグル、ヴァージン・グループ、ナイキ、ザッポス・ドットコム、スペースX、ゼネラル・エレクトリック、20世紀フォックスほか)、国際連合、カリフォルニア工科大学、ハーバード大学、シンギュラリティ・ユニバーシティなどの機関まで実績は多岐にわたる

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