80歳以上「年長社長」未上場会社版ランキング 高齢でも現役で活躍し続ける会社代表者たち
注目されたアメリカの大統領選挙は民主党のジョー・バイデン前副大統領が、現職のドナルド・トランプ大統領を破った。1月20日に78歳のバイデン氏が史上最高齢の大統領として就任する予定だ。
そこで東洋経済新報社が2020年10月に刊行した『会社四季報 未上場会社版』でまとめた企業トップの最新データ「年長社長ランキング」より、バイデン氏のように歳をとっても活躍する80歳以上の会社経営者を紹介したい。
90歳以上の会社代表者も
『会社四季報 未上場会社版』では株式を証券取引所に上場していない会社(未上場会社)のうち、企業規模や収益性、成長性、設立年月、上場意欲などにより選出した約1万3000社を掲載している。
今回紹介するのは巻末掲載企業を除いた約4150社のうち、調査で誕生年月が判明した会社代表者だ(年齢は2020年8月時点のもの)。
ランキング首位は1924年(大正13年)生まれで96歳の酒井貞美氏だ。同氏は調査時点では、福井県に本社を構える工業技術関連の専門商社の轟産業の社長だったが、2020年9月に長男の酒井薫氏に社長を譲り、一線を退いている。また、3位の小森俊郎氏も同様に9月に社長を退任している。
2位(実質トップ)は伊藤組の伊藤義郎社長。年齢は93歳(1926年生まれ)。北海道地盤の総合建設会社・伊藤組土建のグループ会社で道内にケンタッキー・フライドチキンを展開し、ビルや不動産業、駐車場の運営も手がける。同氏は伊藤組土建の取締役名誉会長も務める。
3位(実質2位)は飯田勧氏で、1928年生まれの92歳。同氏は首都圏でディスカウントスーパーを展開するオーケーの代表取締役会長だ。
同じく92歳で3位となったのは旭精工の代表取締役会長である安部寛氏。同社は1969年設立の硬貨払出機・カード販売機などのコインハンドリング機器のトップメーカー。2017年に安部氏は創業来務めてきた社長から会長に就任している。
それでは全体のランキングを見ていこう。
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