コロナ「第3波」、行動への影響は統計的に「ゼロ」

流行から10カ月、人々の受け止め方には変化も

クリスマス・イブの銀座も例年よりは少ない人出だが……(写真:時事通信フォト)

12月23日の国内の新型コロナウイルス新規感染者数は3200人を超え、過去最多を記録したと報じられた。10月下旬からの感染拡大状況は、3月中旬~5月中旬の「第1波」、6月下旬~9月上旬の「第2波」に続く「第3波」の様相を呈している。

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感染拡大を受けて、12月14日には政府がGo To トラベル事業の全国一律停止(12月28日~1月11日)、東京都と名古屋市発着分の除外・自粛とすでに除外・自粛となっている札幌市・大阪市発着分の期間延長を決定した。このため、消費マインドの低下による景気下振れを懸念する向きも多い。

しかし、人々の移動データからは、「第3波」によって人々の行動が変化している様子はうかがえない。

感染「第1波」「第2波」「第3波」で行動に変化

Googleが公表しているCOVID-19 Community Mobility Reportsによると、「レストラン、ショッピングセンター等」の利用率(訪問数や滞在時間)について、感染拡大前をベースラインとすると、「第1波」のときには約マイナス40%、「第2波」では約マイナス15%まで減少していたのに対し、10月下旬以降は約マイナス10%の水準で横ばいとなっている。移動データの状況をみる限り、「第3波」では人々の感染拡大に対する反応は一段と鈍くなっているようだ。

筆者は8月21日のコラム「コロナ『第2波』で人々の移動はどう変わったか」において、人々の移動データを用いた計量分析を行った。そして、すでに「『第2波』の影響は『第1波』の6分の1程度になっている」ことを示した。今回は「第3波」が人々の行動に与える影響を分析した。さらに小さくなっていることが予想されるためだ。

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