主人公は世界ナンバーワンサイドバック・長友佑都選手
――もともとこの『ゆうとくん』は1分ぐらいのショートムービーから派生したものですよね。
CSのディズニー・チャンネルで放送されていた60秒のショートアニメで、それが全部で26話ありました。もともと当社はそこにはかかわっていなかったのですが、そういう番組があることは知っていました。そんなとき、(制作プロダクションの)白組さんと、これを映画化するのはどうか、といった話があり、そこからスタートしました。
――ファミリー層向けの企画ですね。
基本的にイオンシネマは郊外型の出店が多く、車でご来場していただくことが多いので、自然とファミリー向けの劇場になっています。実際、ファミリー層のシェアは高いので、そういう意味では、会社としてもかなり気合いを入れてやっています。ですから、もともとは1分のショートアニメではありましたが、最初から、映画にしてお客さまたちに楽しんでいただける作品にできる自信はありました。
――長友選手を主人公にしようというのは、白組からの企画だったわけですね。
そうです。ただ、私どもも長友佑都選手が学生時代に苦労したことは知っていましたからね。そういった苦労をしたとしても、世界ナンバーワンサイドバックと呼ばれるまでに成長して、世界で活躍することだってできるんだよと、子どもたちに伝えたかった。長友選手はどちらかといえば、努力型の人ですよね。ですから、長友さんを題材にしたアニメと聞いたときに、われわれも少しホッとしたところはありました。
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