年末年始の「暴飲暴食」で後悔しないためのコツ 食べすぎは数日かけて「リカバリー」できる

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またカロリーとは別に「塩分」も高血圧などの生活習慣病に関わる重要な指標です。とくにおせち料理は保存のために塩分が多く含まれています。1日の塩分は7~8gが適量ですが、年末年始はおそらくこの数字を超えてしまうと思います。しかし長期の過剰摂取が問題であるため、翌日以降の食生活で減塩を心がければ十分です。

また、お酒はアルコール20g、具体的には500ml缶のビール1本、日本酒1合またはグラス2杯のワインといわれています。

空腹状態でお菓子やパン・ご飯を食べるのはNG

食事中のポイントとしては、食べる順番や食べ方が重要です。

空腹状態でお菓子やパン・ご飯を食べると血糖値が急激に上昇し、これに伴ってインスリンというホルモンが分泌されます。これは血中の糖を肝臓などに取り込ませ、脂肪を合成させることで、体脂肪を貯蔵する手助けをしてしまいます。これを防いでくれるのは野菜やキノコ類といった食物繊維を含む食品です。これらは消化吸収がゆっくりであるため血糖値の上昇をゆるやかにする作用があります。可能ならメイン料理の約30分前、遅くても10分前には食べるように心がけましょう。

また、よくかんでゆっくり食べることで消化の手助けになるだけでなく、脳の満腹中枢を刺激することで少ない量でも満腹感を得ることができ、食べすぎ防止にもなります。

お酒はゆっくり食事と一緒に楽しみましょう。空腹時はアルコールが急激に胃から吸収されることで悪酔いの原因となりえます。また、飲んだお酒と同量の水分をチェイサーとして飲むことでアルコールを体内で薄め、利尿作用を軽減して体が脱水症状になるのを防ぐだけでなく、肝臓のアルコール分解の負担を減らして肝障害を抑制することもできます。

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