コロナ禍で「ゲームが健康にいい」3つの理由 医師が教えるゲームとの「正しい付き合い方」

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ゲームはメリットとデメリットを理解して正しく付き合えば、健康にもよい影響を与えてくれるツールの1つです(写真:USSIE/PIXTA)

各地で緊急事態宣言が発出される中、新型コロナウイルスの感染収束までまだまだ先の見えない日々が続いています。コロナ禍において自宅で過ごす時間が増えるとフリーな時間が増える半面、もし感染したら……とネガティブな考え事をしたり、不安をあおるメディアの報道を見たりしがちです。

この解決法の1つとして今回は「ゲーム」を提案したいと思います。

会えないけど「一緒に遊ぼう」

ゲームというとただの娯楽、または健康によくないものというイメージを抱く方もいらっしゃるかと思います。確かに2019年にWHOが生活に影響するほど深刻なゲーム依存症を「ゲーム障害」として認定しようとする動きがありました。しかし新型コロナウイルス感染拡大を受け、現在は世界のゲーム関連企業と共に「#PlayApartTogether(離れて一緒に遊ぼう)」を推奨するようになっています。

さらに近年は「eスポーツ」というジャンルとして、ほかのプレーヤーと対戦する形式のゲームを1つの競技として広める動きがあります。プロとしてゲーム実績で生計を立てている方々には有名会社がスポンサーとして付いていることも多々あり、サッカーなどのいわゆる「スポーツ」と比較しても遜色ない知名度、奥深さになってきているといえます。

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ゲームはそのメリットとデメリットを理解し、正しく付き合えば健康にもよい影響を与えてくれるツールの1つと考えることができます。

ゲームの魅力はさまざまありますが、大きく分けて①感情が豊かになる、②自己肯定感を高められる、③コミュニケーションツールとして利用できることの3つが挙げられます。

まず①感情が豊かになる、についてですが、緊急事態宣言などで飲み会などが激減し、勤務が終わると誰とも話さず1日が終わるという方が、とくに1人暮らし世帯を中心に増えています。こうした状況が続くと感情の起伏が乏しくなり、ひどくなるとうつ病の原因にもなります。そんなとき、ゲームを通じて美しい景色や魅力的なストーリーへの感動、強敵を倒した達成感など日常生活では得られないような感情を吐露することができます。

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