新型「MIRAI」発表でわかった次世代FCVの全貌

究極のエコカーは「マイナス・エミッション」へ

スムーズでシームレスな走り出しに、ドライバーの意思に忠実で気持ちのいい加速感。街中など、頻繁にアクセルをオン/オフするような状況下でも、車両姿勢の変化を少なく制御することで、滑るような上質な乗り心地を感じられるという。

また、最適な前後バランスや高いボディ剛性により、意のままのハンドリングを実現。ワインディングロードなどでも、ドライブする楽しさ、操る楽しさを存分に体感できる味付けとされた。

高速道路においては、直線安定性のよさからくる安心感と圧倒的な静粛性、包み込まれるようなシートのホールド感などにより、長距離ドライブでも疲れにくく、快適な移動をすることが可能だ。

走れば走るほど空気をきれいにするクルマ

FCVならではの環境性能としては、ゼロ・エミッションにとどまらず、マイナス・エミッションを実現できることが挙げられる。

特殊なフィルターを採用することで、発電のために吸い込んだ空気からPM2.5などを除去して排出する空気清浄システムが搭載された。これは、アクセルを踏めば踏むほど、走れば走るほど、空気をキレイにする画期的なシステムだ。

さらに、災害等や緊急時に活躍する機能として、2種類の給電機能が標準装備される。ハイブリッド車と同じく、家庭用電源がそのまま使用できる1500WのAC電源に加え、初代に引き続き、FCVならではのDC大容量給電を可能とした。

非常時給電システムのイメージ(画像:トヨタ自動車)

この非常時給電システムは、一般家庭での約4日間の給電に対応可能だという。

また、全車に標準装備となる予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」も進化。プリクラッシュブレーキには、新たに交差点右折時の対向直進車や右左折時に前方からくる歩行者を検知する「交差点事故対応」、車道の歩行者に対して操舵アシストをする「衝突回避操舵支援」が搭載された。

さらに、自動車専用道路での運転において、ドライバー監視のもと、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現する「Advanced Drive」搭載車も、2021年に発売予定となっている。

次ページ価格は710万円~。ショーファードリブン仕様も
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