新型「MIRAI」発表でわかった次世代FCVの全貌

究極のエコカーは「マイナス・エミッション」へ

新型MIRAIはFCVであることを前提としながらも、「お客様が一目ご覧になったとき、運転されている最中、さらには乗り終わった後、それぞれの瞬間において、お客様に『このクルマはいい、本当に欲しい』と思っていただける、未来のプレミアムカーをご提供すること」を目標に開発が行われたという。

新たに「クラウン」や「レクサスLS」と同様となるFR(後輪駆動)のGA-Lプラットフォームが採用され、初代ユーザーからの1番の要望でもあった“航続距離の拡大”を実現させた。

新開発FCによる効率のアップに加え、水素タンクが3本に増やされるなど搭載できる水素の量を約20L増加させたことで、WLTCモードで約40%アップとなる航続距離850kmを実現。実走行でも、東京から大阪までの距離を安心して旅行できるようになった。さらに、充填時間は約3分程度と、驚くべき速さとなっている。

環境性能を言い訳にしないクルマへ

チーフエンジニアの田中義和氏は、新型MIRAIについて「FCVである以前に、感性に訴える走りやスタイルが際立つクルマ。本当に欲しいと思った、乗りたいと思ったクルマがたまたま、FCVのMIRAIだった。お客様にそんな選択をされるクルマができたと自負しております」と自信をのぞかせる。

スタイリングで目指したのは、普通のクルマとして「カッコイイ」と思わせること。「FCVだから」や「環境車だから」ではなく、スタイリングで選ばれるエモーショナルなデザインに仕立てられた。

FRならではのスポーティで躍動感あるフォルムに、力強いワイドな踏ん張り感と低重心が追求されたフロントビュー。ワイド&ローな構えが際立つリアビューなど、上質なサルーンを漂わせながらもスポーティさも兼ね備えた外観となっている。

走行性能については、ステアリングやアクセルの操作に対し、「こうしたい」や「こうしてほしい」と思ったことへ、意のままに反応してくれて、「クルマとの気持ちのいいやり取りができるようにした」という。

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