「在宅の部下」を心配する上司に欠けた視点 「タスクありき」ならチームの生産性が上がる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「テレワークを導入して組織の生産性をアップさせよう」

とスローガンを掲げても、いったい誰に何をしてもらえばそれが叶うのか、すぐに思いつかないものです。

とくに、「誰に、何をやってもらおうか」という問いから出発すると、いつまでたってもスタート地点から動くことができません。

でも、リーダーならついついそう自問自答しますよね。

「テレワークを導入して生産性アップかァ。まず、誰に何をしてもらおうかな……」という風に。

そこをぐっとこらえます。

「誰が、何をやるのか」という考え方を取り払うのです。あるのは、「何を、誰がやるのか」という発想だけです。

逆算思考だからです。

こうすると、いろいろなことがスッキリするはずです。ぜひ、トライしてみてください。

部下が「在宅」「出張」しても問題ない

昨今、「ジョブ型雇用」の導入企業が増えています。従来、人に対して仕事を割り当てる「メンバーシップ型雇用」が日本企業の主流でしたが、仕事に対して人を割り当てるのがジョブ型雇用です。

ジョブ型雇用には普通、ジョブディスクリプション(職務記述書)が必要と言われます。具体的な職務内容や、目的、責任や権限の範囲などが事細かく記された書類です。

次ページ「職務」ではなく「作業」
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事