Jリーグ応援遠征、旅先で心がける"安全対策" 人混みを避けて「旅先での行状」に気をつけよう

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「GoToトラベル」の地域共通クーポン。乗客が激減する中、GoTo施策のタイミングに合わせる形で鉄道各社はお得なきっぷを発売している(筆者撮影)

Jリーグ観戦が趣味である。コロナ禍でこれまでなかったアウェイ席が、10月を過ぎて少しずつ設置されるようになってきた。私はJ2リーグのジェフユナイテッド市原・千葉を応援しており、ホームだけでなくアウェイ遠征に出かけることが毎年の行事だった。ようやくこの日が来たと、GoToトラベルキャンペーンをここぞとばかりに利用し、出かけ始めた。

ところが11月中旬以降、感染状況は悪化が続いている。この稿を書き始めた11月下旬の段階でGoTo施策見直しの報道が聞かれるようになり、その後札幌、大阪着の旅行を対象から一時除外するなどの動きが出ている。

感染が拡大している地域には、不要不急の旅はしないほうがよいだろう。

気をつけるべきは「旅先での行状」だ

けれども、旅先の宿や飲食店などは神経質なのではと思われるほど対策を講じており、この施策で助かっている人々がたくさんいることも目の当たりにしてきた。移動が問題なのではなく、旅先での行状に気をつけるべきではないか。

今回はコロナ禍で利用者激減を受けて設定された、JR九州とJR西日本のお得なきっぷを使った事例を2つ紹介する。使用したのはコロナ感染再拡大が進む前の10月末と11月初頭だ。

旅に出るかどうかは情報を見て自ら考え判断するしかない。当然、可能な限りの感染対策は必須である。もちろん国や自治体の指針が出れば従うべきだ。状況に応じて、出発を取りやめる決断も必要になる。

私は以下の方針で出かけている。

・1人旅であること
・人の多いところには立ち寄らない(宿は中心街と外れた場所にする)
・旅先で知人と飲食をする場合はごく少人数とする

この記事では上記のお得なきっぷ2種とその活用例を紹介するが、旅に出ることを積極的に推奨するものではない。

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