Web会議「見た目がいい人」「悪い人」決定的な差 照明の演出で「顔の肌色」を健康的に見せる!

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Web会議なら、色物は使わずに、あごのラインにそってブラウンを入れてすっきり見せることがお勧めです。

出典:『開始3秒で差がつくWeb会議のコツ』

Webカメラは露出を自動に調節するため陰影をつくるのが苦手です。カメラで露出の調節ができないからこそ、顔の輪郭をはっきりさせるメイクが大事になります。Webカメラの弱点を補うメイクで印象をアップさせましょう。

昼間と夜で照明の演出を変えてみよう

映画の世界では「照明こそ映像のすべて」だと言われています。別名「マスター・オブ・ライト」と称され、撮影監督の地位は高いのです。演技はディレクターが決めますが、映像プランを決めるのは撮影監督です。ハリウッドには照明出身の撮影監督もたくさんいます。

Web会議も同じです。照明によって印象が左右します。昼間のWeb会議であれば、自然光が入る窓際で行うのがオススメです。また、騒音などの環境がクリアになればですが、自然の緑などが背景に入る屋外で会議に臨むのもオススメです。会議室や狭い部屋でのWeb会議は、どうしても印象が暗くなりがちですので、自然光をうまく生かす状況を探してみましょう。

一方で、夜の会議であれば、自分の正面からライトが当たるポジションがベストです。もし、移動できるスタンドライトがあれば、背景に置くことで、夜らしい柔らかい雰囲気を演出できるでしょう。

ほかにも、これはリモート飲み会向きですが、自分の正面にライトを当てて顔が暗くならないようにして、背景や天井の照明を消してしまうことも、1つの演出として楽しんでみてはどうでしょうか。テレワークで家にこもるストレスを多少なりとも緩和するには、場所を変えてみるというのは、心理学的にも理にかなっています。

前回紹介した構図とアングルのコツに、今回紹介したライティングのコツを加えれば、あなたの画面に映る印象は驚くほどよくなります。ぜひ、試してください。

三枝 孝臣 コンテンツプロデューサー

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さえぐさ たかおみ / Takaomi Saegusa

1966年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。1989年日本テレビ入社。「ZIP!」「スッキリ!!」「シューイチ」を日テレの看板番組に育て上げた敏腕プロデューサー。バラエティ番組からドラマまで、手掛けた番組は100を超える。2015年に日本テレビを独立。新たにメディアデザイン事業会社「アブリオ」を設立するとともに、LINEの前社長・森川亮氏と「C Channel株式会社」を立ち上げ取締役に就任。現在、メディアの枠を超えてヒット作品を世に送り出し続けるコンテンツプロデューサーとして活躍している。著書に『一流のMC力』(東洋経済新報社)がある。

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