会話がどうもヘタな人と上手い人の決定的な差 リモート会議で意思疎通を円滑にやる為のコツ
著者は、リモート時代の「プレゼンエリート」は人気のYouTuberかもしれないと記している。YouTuberといっても多種多様なので十把一絡げにはできない気もするが、それでも言わんとすることはわかる。
「聞かせ」「見せる」ことへの努力と情熱は重要なポイントであり、それは次の6つに表れるというのだ。
人気のYouTuberには、表情が豊かな人が少なくない。楽しそう、うれしそうな表情だからこそ、見ている人を楽しい気分にしてくれるというわけだ。
動きがなければ、視聴者も飽きてしまう。そこで歩いてみたり、走ってみたり、つねに動きの変化を意識している人が多いという。
例えばゲームや新商品などの「もの」を見せれば、視聴者は興味を持ち、動画に引き込まれる可能性が生まれる。
強調したい場面、あるいは場面転換などで、効果音がふんだんに使われることが多い。それが動画のアクセントとして機能するのだろう。
テレビでも以前から使われている手法だが、しゃべった内容のポイント、あるいは発言のすべてをテロップで流す人も多い。
見ている人と会話をしているような語り口にすれば、親しみやすさをアピールできるということ。
もちろん、これらすべてをリモート会議に生かせるわけではないが、それでも①②⑥などは応用できるのではないだろうか。いずれにしても「聴覚」と「視覚」の双方を刺激すれば、直感的に理解し、記憶してもらいやすくなるということだ。
スーパーエリートのコツをシンプルに学ぶ
多くのリーダーから「目からうろこ」とお墨付きをいただいた「世界水準の話し方」の最強テクニックをよりすぐりました。(「はじめに」より)
本書について著者はこう述べているが、しかし難解な内容ではなく、それどころか非常にシンプルなものとなっている。また必ずしも最初から順番に読む必要はなく、50種に分けられた“ルール”の中から必要なところだけを抜粋して読むこともできそうだ。
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