女性の広い支持、個性派女優「伊藤沙莉」の素顔 9歳でデビュー、映画やドラマに引っ張りだこ

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樋口:同じく13日には、映画『ホテルローヤル』も公開されます。相変わらず引っ張りだこで。こちらでは、女子高生を演じられています。僕の中で「伊藤沙莉はいつまで制服を着るのだろう問題」っていうのがあって。

伊藤:ハハハ。私は今回が最後だと思ってます。でも童顔って不思議で、子どもっぽく見えるんですけど、逆にすっごい老けて見えるときもあって。だからそこはむしろこのお仕事やるうえでは、ツイてたなって思います。

末っ子で生粋の妹気質です(伊藤)

樋口:確かに。俳優として幅が広がりますね。だからなのか、伊藤さんのファン層も幅が広いじゃないですか。僕みたいな年が倍くらいあるオジさんからの後押しを得つつ、同性からの支持もすごくありそうです。

伊藤:年齢問わず女性のかたが多いですね。姪っ子感なのかな?

姉御肌みたいに言われるけど、末っ子で生粋の妹気質です(写真:内田裕介)

樋口:いい意味でサバサバ、さっぱりした雰囲気があるからなんだと思います。

伊藤:すっごくそう思われるんですよね。でも実際は、サバサバのサの字もないくらいめちゃくちゃ乙女脳で、粘着質(笑)。小さいことも年単位で悩むし、めちゃくちゃ気にしい。姉御肌みたいに言われるけど、末っ子で生粋の妹気質です。

樋口:意外です! 自己像と世間の伊藤沙莉像に乖離があるんですね。

伊藤:イメージは本当にかけ離れていて、自分でもよくわからなくなることがあります。こうやって樋口さんのように期待して会ってくださる方を裏切るんじゃないかって怖いんです。

樋口:裏切るだなんて(笑)。プロレスラーのヒール(悪役)がみんないい人っていうのと同じですね。実際は逆という。

伊藤:あ、でも小さい頃から相談はすごくされます。人にはなんでも言えるんですよね(笑)。みんなそうなのかもしれないですけど。

樋口:なんかわかる気がします。

女の子の相談に乗るのはうまいと思います(写真:内田裕介)

伊藤:女の子の相談に乗るのはうまいと思います。女の子って相談してきたことに対して私が「これって絶対Aだよね」ってAをチラつかせると、「でも私はBだと思うの」とか言うじゃないですか! 「あれ? 相談じゃなかったの? 意見聞かせたかったならそういって?」ってなるんですけど(笑)。だからAを出してBだなと思ったら速攻Bに切り替える能力だけは身につけましたね。そこはもともと「Bを出す予定でしたよ」と言う顔で(笑)。

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