「母の看病」しながら東大合格した19歳の勉強法 削れるムダはとことん削る「超効率化」の執念
一方で、目標の定まらない状態での仕事や勉強というものには、達成度や行うべきタスクという概念自体がありません。
そもそも勉強や仕事などは目標から必要なことを逆算して行うべきですから、その目標が存在しないと次にすべきことがわからないというのは、当然のことであるといえます。
「自分が何のために勉強しているのか」を忘れてしまい、「頭をよくするために勉強する」となってしまうと、自分が達成するべき目標から遠ざかってしまうかもしれません。
効率よく時間を使うためにも、ムダな寄り道や立ち往生は防ぎたいところですね。
なので、自分の行うべきことと同時に自分が何を成し遂げたいのかということについては常に敏感になっておいたほうがいいのです。
「考えてもしかたないこと」はすぐに調べる
2つ目のポイントは「わからないことを調べない」勉強法です。
知らない単語を知ったかぶりして場を乗り切った経験、僕も含めて多くの人があると思います。
しかしこれはいけません。この世には「考えて答えが出る問題」と「考えても答えが出ない問題」があるからです。
前者はともかく、後者に対して頭をひねっても時間の浪費にしかなりません。「それは考えてもわからないだろう」という事柄について考え続けるのは、やはりムダです。
もっと具体的に見てみましょう。
例えば、ここに英語で書かれたレポートがあるとしましょう。ある程度すらすらと読んでいけましたが、途中でわからない単語に突き当たってしまった。
そんな時は、いったいどうすればいいでしょうか?
大抵の人は辞書を引くなりGoogleで検索するなりして、どうにかその単語の意味を調べようとするでしょう。まさか、単語の意味を考えて導き出そうとする人はいないはずです。だって、調べたほうが速いのですから。
ここまでは当然の話のように思えますが、実は案外ここで「考え込む」という選択をする人が多いのです。
例えば、エクセルやワードなどのソフトウェアを使っていて、やり方がわからない操作をしなければいけないような時に、画面上部のタブを切り替えまくったり、一生懸命いろいろな場所を右クリックしたりして正解を探すなんて経験、したことありませんか? 僕は何度かあります。
そんなもの、探したらいつまでかかるかわかりませんが、Googleの検索タブに行いたい操作を入力して検索すれば、30秒以内に答えに辿り着くことができます。どう考えても調べたほうが効率的ですよね。
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