オンライン会議で疎まれる人の「余計な一言」 「小さな口癖を変える」だけで好印象になる

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オンライン空間は完全な2次元で、会話による聴覚情報と、モニター越しの視覚情報のみでしか情報が伝えられないため、相手のちょっとした口癖が頭の中に残って違和感を感じ、発言時のちょっとした表情のほころびが相手の印象に残ってしまいます。

違和感が残りがちな口癖の例を1つ上げると、「すみませんの連投」があります。

上司など目上の人とのやり取りで、とくに叱られていたり、指摘されたりしているわけでもないのに枕詞のように「すみません」とつけてしまう人が非常に多い印象です。一概に間違った使い方というわけではないのですが、「すみません」は本来お詫びの際に用いるべきひと言です。

悪いこともしていないのに、感謝を述べればいいタイミングで口癖のように発してしまうと、不思議と聞いている相手も悪いことをされているかのような錯覚に陥ります。謙遜することは日本人の美徳ではありますが、情報が限られるオンライン空間で連発することは好まれないでしょう。感謝を述べるべきタイミングでは、相手も「ありがとう」のようなポジティブは言葉を言われたほうが気分もよくなるはずです。

また、とくに若手社員に多い話し方の癖に、「~で、~で、~で」と、話がどこで切れるのかわからない話し方があげられます。文節の長い話は聞き手を飽きさせてしまいますし、せっかくいい話をしていても説得力に欠ける印象になってしまいます。

「です。」「ます。」と短い文脈で言い切る習慣をつけると、聞き手に安心感を与え、途中で質問も入れやすくなります。これはテレワークに限らず通用するテクニックなので日ごろから習慣づけておくと意見交換がスムーズになるでしょう。

笑顔には「相手を安心させる」効果がある

2、オンラインでは”表情”が命

対面式の会議では、相手が目の前にいることもあって、たとえ言葉で発しなくとも雰囲気や表情の細かい部分を読み取ることで、相手の情報を得ることができました。それは相手も同様で五感をフル活用して情報を捉えてくれていました。

対面では書類に目をやったりメモをしたりで、目を合わせることなんてほんの数回程度だったかと思います。しかしオンラインではつねに顔と顔で対話をしなければならないため、表情作りが重要になります。

自分が発言するときは、多少の笑顔を意識している人はいると思います。しかし、相手の話を聞くときにはどうでしょうか。

話す内容にもよりますが、笑顔はオンライン上でも大切で、自然と印象がよくなります。何より笑顔には「相手を安心させる」効果があるのでリモートでなかなか顔を合わせられない状況下で信頼関係を築く大切なポイントと言えるでしょう。

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