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前例がない問題でも答えを導き出せる「図頭」力 「AIに負けない本物の思考」の身に付け方

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  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
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実際、私がこれまで会ってきた多くの優秀なビジネスパーソンや研究者は、よくホワイトボードの前に立ち、図を描いて考えていました。図を描いて考えたプランで何十億円ものビジネスが動いてきたことも、何度も見てきました。

「図頭」力を鍛え、図を描いて考える習慣を身に付けることは、ビジネスで大きな武器を手に入れることになるのです。

なお、ここで言う図は、何も難解な図である必要はありません。紙1枚(例えばA4)や、ホワイトボードに描かれる線や丸や四角と言葉で表現されるイメージと思ってください。そうした図を描きながら考えるだけで、誰でもより深く考えることが可能になるのです。

(写真:筆者提供)

図を描いて考える5つのコツ

図の描き方には、ルールがあるわけではありません。基本的に自由に描いて構わないのですが、私なりの「これだけは知っておいたほうがいい」と思う5つのコツについて、ここでご紹介します。

○コツその1:複雑な図形は使わない

描く図の形は四角と丸で十分です。いろんな種類の図を描こうとすると、その分類をいちいち考えながら図を描くことになり面倒です。そんなことに意識を払っていると、せっかくの思考の流れが分断されてしまいます。だから四角と丸で十分なのです。

では、四角と丸はどう使い分ければいいのでしょうか。実は私自身あまり厳密に区分はしていません。そのときの気分で四角の枠を描いたり、丸を描いたりします。

でも大まかにいうと、四角は事実(ファクト)などのしっかりとわかっている事柄などを書くときに使い、丸は、どちらかというと、概念やキーワードを書く際に使っています。

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