共感ができない男は「息子の母」が量産する現実 「愛の不時着」ヒョンビンのように子を育てる法
Netflixで配信中の人気韓国ドラマ『愛の不時着』が、ずっと話題ですよね! 主人公のリ・ジョンヒョク(ヒョンビン)が正義感があって、思いやりがあって男らしくて最高すぎると、世界中の女性を虜にさせています。
いったいどうしたら、あんなに完璧な男性が育つのか、現役子育て中のワーママは、興味を抱いているかもしれません。
そこで、ベストセラー本『夫のトリセツ』でおなじみの黒川伊保子先生に、かっこいい男の育て方について取材。
Q .どうしたら思いやりのある男に育つの?
そもそも、ママが、思いやりのある会話をしてますか?
「学校どう?」「宿題やったの?」「どうして、○○しないの」「だから、言ったじゃないの」「早く○○しなさい」……これらは、どれも、問題解決型の対話で、心が通わないんです。
考えてもみて。「学校どう?」「宿題やったの?」なんてことば、家に帰ってきた夫が「今日、何してた?」「めし、できてるのか?」と聞いているのとまったく同じ話法。こういうことばで息子を育てれば、将来彼が、そういう夫になるのは目に見えている。
ママが会話方式を変えないと、「思いやりのある男」は作れないのです。
人間は、とっさに使う脳の回路が大きくわけて2つ、プロセス指向共感型と、ゴール指向問題解決型があります。
プロセス指向共感型の回路は、感情をキーファクターに、過去の記憶を再体験し、深い気づきを生み出す回路。コミュニケーション・スタイルは、共感です。つまり、心通わせる会話を紡ぎ出します。