「コロナ禍で生活破綻する人」が陥りがちな失敗

ピンチの時こそ「中長期の視点」を持つ

コロナの今こそ安易に借金してはいけない(写真:mits/PIXTA)
コロナによって、勤務先の業績悪化や収入減少、失職など今、苦境に立たされている人は多いかもしれません。そんなとき、まず心配になるのが「お金」のことです。お金の不安を解消するためには、まず何をするべきなのでしょうか? 公認会計士の林總さんの書籍『不安な時代の家計管理』では、「現状に向き合い、しっかり家計管理することで、収入減のピンチを脱出できる」という考えのもと、今日からすぐに始められる家計管理法が紹介されています。生活破綻を招かないために、どのような心構えでこの難局を乗り切ればよいのでしょうか。

新型コロナウイルスのパンデミックによって、これまでの生活や将来設計が、ガラガラと音を立てて崩れてしまった人は多いはずです。勤務先の倒産、事業の経営悪化、大幅な収入減や失職で、いま絶望の淵に立たされている人もいるかもしれません。

絶望しているとき、もっとも愚かなのは「自暴自棄になること」です。やけくそになって自分を粗末に扱ったり、投げやりな行動をとったりするのは、絶対にやめましょう。

やってはいけない「3つのこと」

人生、たいていのことはリカバリーできます。だいたい3カ月で状況は変わり、なんらかの答えが出ます。ですから次のような、自分の価値を貶める、取り返しのつかないことだけはしないでください。

・社会的信用を失う(犯罪などを犯す)
・人からの信用を失う(嘘をついたり人をだましたりする)
・みずから命を絶つ

そもそも、人生がずっと順風満帆で100%計画通りにいくことなどありません。病気になる、リストラにあう、離婚する、仕事がうまくいかなくなる、大きな損失を出すといったピンチは、だれの人生にも一度や二度はあるものです。

自暴自棄になりそうになったとき、目の前の「3カ月をとにかく乗り切る」ということを考えてください。3カ月間の収入予算と支出予算を立てて見通しを立てることで、不安な気持ちも消えていくはずです。

今度ばかりはもうダメだと思っても、かならず乗り越えられます。それがお金のことであるならば、落ち着いて取り組みさえすれば光が見えてくると断言できます。傷を負っても、いつか回復します。同じように、人生もリカバリーできるのです。

次ページ最悪の事態を予測する
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • インフレが日本を救う
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
サプライズと配当成長株で勝つ<br>株の道場 成長先取り編

菅首相の退陣決定を受け、東証株価指数が31年ぶりの高値へ急騰。日経平均株価も3万円を超えました。本特集では9月17日発売の『会社四季報』秋号を先取りし、上方修正期待の大きいサプライズ銘柄を抽出。株価上昇を享受する方法を会得しましょう。

東洋経済education×ICT