マジックの仕掛けから考えるスマホ断ちの方法 つい無意識にSNSを開いてしまうのはなぜか

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他にも、気づいたら禁酒中にアルコールを飲んでしまったり、食事制限をしているのに高カロリーのスナックを食べてしまったり。私たちは気づいたら、誘惑に負けて注意を間違った方向に誘導されてしまいます。私たちが我慢できない理由は、全て、このミスディレクションが原因です。

ミスディレクションの図(図:本書引用)

ミスディレクションさえ防ぐことができれば、あなたは本当に大切なものに集中することができます。注意力さえマスターできれば、今以上にあなたの生産性が上がり成果が出るようになります。

では、どうしたら注意力をコントロールできるのでしょうか。どのようにミスディレクションを防ぐことができるのでしょうか。まず、「ミスディレクションされている」と気づくことです! 

ミスディレクションを意識する

『人生のタネ明かし 成果を出す人に共通する心の秘密』(講談社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

注意をそらされる手前には必ず、「注意の分岐点」があります。スマホの通知に「トリガー」されてしまえば、永遠にスマホアプリに注意を持っていかれてしまいます。夜帰り道に光るコンビニの看板が目に入れば、それが「トリガー」となり、吸い寄せられるように中に入り余計な買い物をしてしまうでしょう。

目の前にはミスディレクションの道と気づきの道があります。あなたが今、注意の分岐点に立っているとしたら、どちらの道を選びますか。

志村 祥瑚 精神科医・マジシャン

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しむら しょうご / Shogo Shimura.

慶應大学医学部卒。日本認知科学研究所代表理事。幼少期より、マジックを始め、マジックの持つ錯覚や思い込みのメカニズムに興味を持つ。2012年ラスベガスジュニアマジック世界大会優勝。 「思い込み」の研究をしていくために精神医学を専攻し、精神科医としてマジックを融合させたメンタルトレーニングライブを全国で行っている。カヌースラロームオリンピック日本代表選手、新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」等、トップアスリート、企業経営者などのメンタルコーチを務める。

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