この先「稼げなくなる人」と稼ぐ人の決定的な差 アマチュアのままプロになれなければ残れない

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コロナ以前からすでに、AI(人工知能)に代表される先進テクノロジーの発展によって、多くの人々が仕事を失うことになると騒がれてきた。いわゆるシンギュラリティー(技術的特異点)が、やがて訪れるという予測である。

例えばオックスフォード大学のオズボーン准教授らは、702もの職種を対象としてコンピューターへの「代替性」を検証し、「47%の職種がコンピューターに置き換わる可能性が高い」と発表している。

そうした情報が大々的に(もしかしたら必要以上に)喧伝されたのだから、私たちはすでにそれを頭では理解している。しかし、多くの人が「いますぐに状況が変化して、突如として仕事がなくなることはない」だろうと楽観視していたのも事実ではないだろうか?

そんなタイミングでコロナ・ショックが起きたのである。すると、世界中のいたるところで経済活動がほぼ全面的にストップすることとなった。大規模な「需要蒸発」が発生し、その動きは大量の「仕事蒸発」に直結した。その結果、世界中のあらゆる街で大量の失業者があふれかえる状態になりつつある。

リーマン・ショックを引き合いに出すまでもなく、過去にも経済危機が訪れたことは確かにあった。そして多くの場合、経済がある程度回復すれば、雇用も戻ってくるものだ。

だが今回は、「一時的な失業者の増加」ではすまないだろうと遠藤氏は予測する。たとえ需要がある程度回復するとしても、いったん消えた仕事が元に戻る可能性は低いとしか考えられないというのだ。

そして当然ながら、それが事態を深刻化させることになるのである。

「蒸発した仕事」はもとに戻らない

コロナに関しては、いままさに「第2波」が訪れていると考える向きもある。そんな状況を経営者的な視点から捉えた場合、「縮む経済」に対応するためには、できるだけ人を抱え込まず、少しでもスリムな状態にしておきたいと考えるのは当然だろう。

あるいは、もしテクノロジーによって代替できるのであれば、この機会に大幅な機械化、IT化を推進しようとする機運は高まるに違いない。

つまり、コロナによって「蒸発した仕事」は消えたままになり、コロナ前の状態に戻るとは考えにくいのである。(100ページより)

そして、その先に新たな動きが生まれるというのが遠藤氏の推測だ。

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