メンターの作り方、メンターとの付き合い方《ハリウッド・フィルムスクール研修記12・最終回》

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 また、合格後には、エンタテインメント・ビジネスをやるうえで最も大切な人脈を広げるきっかけとして、大手スタジオ幹部から日系放送局のロサンゼルス支局長にいたるまで、氏が持つ海外ネットワークも惜しげなく開放してくれています。

まさに北谷氏は私にとってのメンターというだけでなく、国際的なエンタテインメント・ビジネスの現場で活躍するロールモデルでもあります。10代の最後に著書を通じて出会い、20代では実際の対話を通じて刺激を受け続けることができているのは本当に幸せなことだと感じています。

メンターを作り、付き合う3つのコツ

私自身は幸いにも北谷氏以外にも何人かのすばらしいメンターに恵まれ、時に叱咤され、時に励まされながらここまで何とか生きてきました。最近では「メンター」という言葉自体がブームなのか、よくロサンゼルスで勉強する後輩からも「メンターはいますか」「どうやってメンターを探したんですか」と尋ねられます。

そこで、私なりに考えているメンターと出会い、付き合っていくために気をつけてきたことを挙げてみたいと思います。

1.興味を持った人には臆せずコンタクト

英語もろくに話せない私が何とかアメリカの大学院に合格したのは、ひとえに「推薦状の豪華さ」にありました。北谷氏のほかに、世界最大のカンヌ広告祭でグランプリを獲得した映像監督、アジア映画『グリーン・デスティニー』『HERO』等をプロデュースした香港人、そして大手映画会社の会長など、私自身なぞかすんで見えないほど立派な推薦状をもらうことができました。

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