難しい質問ですが、私はアマゾンだと思います。もし私が『the four GAFA』の続編として『the one』というタイトルの本を書くならば、それはアマゾンについての本になるはずです。(157ページより)
例えばその根拠の1つとして氏が引き合いに出しているのは、クラウド・ビジネスの分野においてAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の存在感が圧倒的に増している点。2006年に設立されたAWSは、企業向けのクラウドサービスを提供する子会社である。
この5年間で最も革新的なハードウェアはアマゾン・エコーだという。ご存じのとおり、「アレクサ」の愛称でも知られる、AIを搭載したスマート・スピーカーだ。
グーグル・ホームもあるとはいえ、アメリカではエコーがシェアの7割を占めているというのだ、その点を鑑みたうえで、さまざまな分野で食い合うGAFAにおいては、たいていの場合アマゾンが勝つと分析しているのである。
企業はいつか必ず死ぬ
とはいえ歴史的に見た場合、企業の死亡率は100%だという。「フォーチュン100」(雑誌『Fortune』が掲載する、グローバル企業の総収入ランキング)の企業の中で、100年前から続く企業はわずか11社。つまり生き物と同じように、世界中のすべての企業には“終わり”があるのだ。



















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