礼儀正しいのに「好かれない人」の惜しい欠点 好印象を残す人との意外に大きい「差」

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◆去り際まで気を抜かずに心遣いをする
<おいとまするとき・されるとき>
●最低限おさえておきたいふるまい
訪問者は「そろそろ失礼いたします。ごちそうさまでした」などのお礼を伝え、席を立つ。家主は「お構いもせず失礼いたしました」とあいさつをして、玄関へ誘導する。
●ワンランク上のふるまい
互いのあいさつ後、家主は「お化粧室はいかがですか」と先手でお声がけする。

「そろそろ帰りたいんだけど……」と思っても、訪問した側はなかなかそれを言い出すことができないときがありますね。

もともと自分がそのタイプだとわかっている場合は、訪問することを決めるときに、「当日は申し訳ないことに、次の予定があるため、一時間程度で失礼いたします」など、あらかじめ、帰る時間を伝えておくとよいでしょう。そうすれば、家主も「そろそろお時間ですよね」と言いやすくなります。

このように事前に帰る時間を伝えておくと、家主が気を利かせて言ったことが「早く帰ってほしい」からそのように促している、という誤解もなくなります。

家主は、お客様に気づかれないよう、事前にお客様の靴を履きやすい方向に向けておきます。お客様にお土産をお渡しするときは、帰り際にお部屋で渡してもよいですし、玄関で渡してもどちらでも構いません。持ち帰りやすいように、手提げ袋のままお渡しします。

また、お客様はトイレに行きたくても、なかなか正直に言えないことも。そこで、あなたから促してさしあげると、お客様も行きやすくなります。

◆店員さんも含んだ周囲への気くばりを
<レストランで食事をするとき>
●最低限おさえておきたいふるまい
飲み物やお料理を持ってきてくれたとき、お皿をさげてくれるときには「ありがとうございます」とお礼を伝える。
●ワンランク上のふるまい
「おいしかったです。ありがとうございます」など、感想も伝えて会釈をする。

食事のマナーで最も大切なこと。それは、その場にいる人たちと楽しい時間を過ごすことです。

そこに欠かせないのが、食材やお皿、カトラリーやお箸、料理人、給仕くださるお店の方などに対する感謝の気持ちです。お料理を作ってくださる人、店員さんやお店に対する感謝の気持ちを「言葉と行動」で示しましょう。

優先すべきは「相手がどう感じるか」

私がイギリス、オックスフォードで生活をしていたときのこと。当時、オックスフォード大学大学院の遺伝子学研究者だった、ビジネスパートナーのウイリアム博士やその仲間たちと、カジュアルなお店から超高級レストラン、アッパークラスの人たちが集うパーティーや会員制の紳士俱楽部まで、さまざまな社交の場に行っておりました。

『さりげないのに品がある気くばり美人のきほん』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

世界トップクラスの彼らの立ち居ふるまいで最も感心したのは、お店の人が何かしてくれるたびに必ず「サンキュー」とお礼を伝え、ほかのテーブルなど、知らない方々ともすぐにコミュニケーションをとり、その場をみんなで楽しく過ごすことでした。

オーダー時には「お願いします」、料理が運ばれてきたら「わぁ! おいしそう! ありがとうございます」のひと言を。美しい人のテーブルマナーは、食事の仕方以前に、周囲への気遣いで決まります。

優先すべきは「自分がどう思われるか」ではなく、「相手がどう感じるか」です。ハッピーな時間を提供してくれた人に対しては、誰しも好感を抱くでしょう。

自分も相手も、そして周囲の人々もハッピーな気分になれるよう、マナーを上手に活用してください。

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