東大生が「合コンの席」でも本の感想を語るワケ 「アウトプットの習慣」が読書の効果を高める

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では具体的に、本を読んだ後にどんなアウトプットをすればいいのでしょうか? ここでは、3つのやり方をご紹介します。

説明することで「インプットの質」が高くなる

まずは「人に説明する」のが1番だと思います。

みなさんは、「いい本だなあ!」と思って感動したのに、いざ人に「どんな本だったの?」と聞かれたら「えーと……」と答えに窮してしまった経験、ありませんか? 多かれ少なかれ、「面白かったと感じたのに、後から人に説明できない」ということ、あると思います。

これはなぜかと言えば、「人に説明しよう」という気で本を読んでいないからです。

読み始める前から「人に説明するつもり」になっていれば、読書の効果はグンと高まります(出所:『マンガでわかる東大読書』)

後から自分が誰かにその情報を共有するタイミングが来るという意識で読んでいないから、つまりアウトプットを前提にしてインプットしていないから、いざ「話そう!」と思っても話せないし、活用できないのです。

だから、「読んだ本の内容を人に説明する習慣」を持つことが非常に重要です。

東大生の多くは、ゼミでそういうことをやっています。ゼミといっても、東大には教授が主宰するものだけではなく、「自主ゼミ」という形で学生が主体になって勉強しているコミュニティがたくさんあるのですが、そこではもっぱら、「読んだ本の情報共有」が行われています。みんなで違う本を読んで、読んだ本を5分で説明するということを習慣化しているのです。

これと同じように、誰かに説明するというのはオススメです。SNSを使ってもいいですし、なんなら犬やぬいぐるみなど、こちらの話をわかっていない相手に話しかけても大丈夫です。あくまでも「アウトプットすること」が重要なので、話す相手は誰でもいいのです。

東大模試で1位をとった僕の友達は、「心の中にもう1人の自分を用意して、その自分に語りかけるイメージ」と言っていましたが、それでもいいのです。

これを習慣にすることで、後から自分が説明するタイミングが来るという意識で本を読むことになり、頭の中が整理されるのです。アウトプットを前提にすることで、インプットの質も高まるというわけですね。

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