長時間PC作業に効く「背中を丸めるストレッチ」 リモートワークで体の不調を訴える声も続出

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背中を丸めるストレッチをするにあたって大切になるのが呼吸法です。間違ったままの呼吸だとせっかくのストレッチも効果が半減になるので、まずは呼吸をマスターしましょう。

① 口から息を吐き切る
口をすぼめ、5秒かけて細く長く息を吐き切ります。肺から息をすべて吐き切るようにしましょう。
 ②5秒間息を止める
お腹や肺に溜まった空気をすべて吐き切ったら5秒間息を止めます。その間は、下を口腔内の上あごにつけておきます。
 ③ 鼻から息を吸う
5秒息を止めたあとに、ゆっくりと5秒かけて鼻から息を吸い、空気を肺に入れます。

では背中を丸める代表的なストレッチをやってみましょう!


1 腕を壁につける
壁から20センチ程度離れ、足はこぶし1つ分開いて、まっすぐに立ちます。肩とヒジが水平になるようにして、腕が下がらないようにしましょう。

腕を壁につけるポーズ(写真:本書より引用)

2 背中を丸める

ヒジから先を壁につけたまま背中を丸めます。脇やすねに力を感じながら、先ほど紹介した呼吸法(5秒かけて息を口から吐き切り、5秒息を止めたあと、5秒かけて鼻から息を吸う)をします。これを4回繰り返しましょう。

背中を丸めるポーズ(写真:本書より引用)

私が代表を務めるジムには不調を持った方がたくさんいらっしゃいます。今までに身体の不調をなくそうとあらゆる方法を試した方が大半です。

トレーナーとしては少しでもパソコンやスマホに向かう時間を減らしてほしいと思っています。画面を見る時間を1日1時間でも減らすことができたなら1週間で7時間分。小さな心がけ次第で身体を変えることができるからです。

日々の運動は仕事の効率化にもつながる

とはいえ、仕事上どうしてもデバイスに向かう時間が多くなる方もいらっしゃるでしょう。そういう方こそ、身体をリセットできる「背中を丸める」ストレッチを仕事の合間に取り入れてみてください。

『全人類、背中を丸めるだけでいい』(講談社の実用BOOK)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

毎日運動することは、慣れなかったり身体がきつかったりするかもしれませんが、ストレッチを普段の生活に取り入れることができれば身体の不調が減り、パフォーマンスの高い仕事ができることに気がつくはずです。

私自身は健康体ですが、背中を丸めるストレッチを毎日起きたら必ずやっています。寝起きに筋トレとともに背中を丸めるストレッチをしたら世界が輝いて見えました。背中を丸めるストレッチで人生が充実するはずです。

鈴木 孝佳 姿勢・不調改善専門家

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すずき たかよし / Takayoshi Suzuki

1986年生まれ。姿勢&不調改善の専門家。スポーツトレーナー養成の専門学校を卒業後、地域振興事業として地域の健康増進に携わる。その後、治療院でスポーツ障害や慢性疼痛疾患の治療を学ぶ。2010年にフリーランスのパーソナルトレーナーとして独立。「変形性膝関節症」「腰痛」などの不調改善を中心に年間1500件のレッスンを行う。2019年に会員制ジム ビーストイック のヘッドトレーナー兼CTOに就任。脳神経学、機能解剖学、運動生理学、栄養学に基づいた身体改善の提案を行っている。「背中を丸めるストレッチ」はTwitterで48万件のいいね、10万リツイート、600万回動画再生され話題を集めている。

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